Keep paddling project第11章

全日本選手権2022初出場16才で日本一へ、

2019 APP Osaka pro/ama race
2019 APP Osaka pro/ama race

Profile

荒木珠里(あらきしゅり)teamKANAKA所属
2006年5月7日沖縄生まれ、16歳。NHK高等学園 1年生

 

幼少の頃から沖縄の大自然に囲まれて育つ。漁師の祖父の影響で物心がつく前から海に飛び込み、アスリートの父の影響でSUPを始めた時期は記憶に無いほど、”海”は彼にとって欠かせないフィールド。将来はモロカイ世界チャンピオン、オリンピックで金メダルという夢を描きながら父の背中を追いかける。趣味は読書。得意な科目は図工と体育。小中一貫校、緑風学園時代には持久走大会では1年生から最終学年まで9連覇、小中最大の目標を達成し読書数は2000冊を越えた。今年春から高校進学。Shuri grew up surrounded by the great nature of Okinawa. He jumped into the ocean before he could remember because of his fisherman grandfather, and the time when he started SUP under the influence of his athlete father is an indispensable field for him. His future is Molokai World Champion, chasing his father's back as he paints his dream of a gold medal at the Olympics. His hobby is reading. His favorite subjects are arts and crafts and physical education. During his time at Ryokufu Gakuen, an integrated elementary and junior high school, he won nine straight victories in endurance races from the first year to the final year, achieving the biggest goal in elementary and middle school, and the number of books he had read exceeded 2,000. He will start high school this spring.



photo : 紅林/SUPA

荒木珠里メルマガvol.44(2022/10/21 全日本選手権)から引用 

みなさん、こんにちは。荒木珠里です。今年も暑かった夏が終わり、あっという間に冬が近づいてきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。沖縄も夜は冷え込むようになり、いよいよ僕たちが大好きな海が荒れる季節になってきました。

 

つい先週、10月15-16日に熊本県水俣市の湯の児海水浴場でサップの全日本選手権が開催され、それに出場するために僕とお父さんと3年生の妹の夏南風の3人で遠征しました。3週間前に出場したAPPのイギリス、韓国でのレースを振り返り、イギリスではディスタンスでスタートから出遅れてしまい最後まで先頭集団に追いつけずに結果は8位、テクニカルも準々決勝敗退の9位という残念な結果になり、韓国では同じ日本人の田口選手に負けてしまいました。それから3週間は、悔しさをエネルギーに変え、海外選手と比較していつくか見つかった課題を徹底的に改善する努力と、何よりも自分自身に厳しく、集中力を保つ努力をしました。どちらともとても難しい練習でした。力の強い相手にパワーで挑まない、自分らしい漕ぎを取り戻すことができるようになりました。おかげで遠征出発の3日前に、平水タイムトライで今までのタイムを大きく上回る自己ベストを出すことができました。これがとても自分の自信に大きくつながり、最高の状態で熊本へ出発することができました。

 

14km Distance, 2022 Japan national

 

レースは、初日が14kmの長距離ディスタンスレース、そして2日目が1.5km×2周=3kmの中距離(短距離ではありません)テクニカルレースでした。ディスタンスでは、期待していたより風が落ち着きました。漕ぎの勝負で田口選手との一騎討ちになりました。韓国の悔しさを忘れずに、強い気持ちでスタートから先頭に出ることができ、細かい技術練習の成果も発揮できて2分という大差で優勝することができました。もっと風が吹いていれば更に差をつけられたと感じています。

2日目のテクニカルレースでは、昨日よりさらに風が落ち完全に漕ぎだけの勝負になりました。しかし、相手の後ろについて体力を温存する”ドラフティング”をあえて封印して最初から最後まで先頭を譲らないで優勝できるかどうか?一見無謀に聞こえるかもしれませんが、それに挑戦しました。動画を見れば分かる通り、スタートから抜け出した僕の後ろで田口選手が体力を温存していること、そして最後にラストスパートしてくることは分かっていました。それでも今回のレースに対しては本当に強い思いがあったので最後まで先頭で引っ張ることを貫きました。結局ラストスパートでは競り負けてしまいましたが、テクニカルもディスタンスと同じように細かな練習成果が出せたことで今後の自信に大きくつながりました。もちろん両日優勝するに越したことはないですから、来年はもう少し勝ちに拘ってみようと感じています。


お父さんもゴール後、「勝っても負けても、今日は昨日より良いレースだった。風がこんな一気に落ちなければ勝てただろうけど、天気ばかりは仕方ないね。」と言ってくれました。僕も順位では負けたけど、最後まで強い気持ちで行けて本当に良かったと思いました。また今回の全日本では妹のかなかも初めて目の前で僕や他のキッズのレースを見ることができ、さらにやる気になってくれたことも嬉しかったです。そして、全日本に向けての練習にも付き合ってくれ、レースに向けていつも隣でバトルし合い、僕の力を引き出してくれたお父さん、練習も遠征サポートもありがとうございました。来年は、17歳になりラストスパートでもパワー負けしなくなると思います。史上最年少でW優勝を目指して頑張りたいです。

 

1.5*2=3km Technical race, 2022 Japan national

 

鹿児島からフェリーで帰り、中5日で南米のプエルトリコに飛ばなければいけず、表彰式の途中で失礼させてもらいたいとお願いをしたところSUPAの方々に快く協力をいただけました。地元水俣には多くのボランティアスタッフが汗を流していて本当に感動しました。僕たち一家も毎夏沖縄でDWレースを主催していますが縁の下の力持ちがどれだけいるか?これがイベントの本質だということを痛感しています。コロナで中止が続いた全日本選手権をついに復活させていただいた多くの大会関係者の方々に本当に感謝しています。

日本チャンピオンになった次は、いよいよ世界選手権が来月11月5-6に開催され、僕は日本代表チームの一員として出場してきます。今回は2週間前に現地入りして万全に体調を調整します。僕の永遠のライバルであり家族仲間のノイック・ガリューや、まだ長距離レースでは一度も勝つことができていないフランスのティトゥワンはじめ世界中から超一流選手たちが集まります。近い将来、オリンピック種目化に直接関係している国際サーフィン連盟「ISA」が主催するイベントですから強豪が集まるのは当然です。全日本同様に自分らしさを忘れず、そしていかなる時も強い気持ちで絶対に自分自身に負けないように全力疾走してきます。ライブ配信を楽しみにしていてください。

最後になりますが、後援会の皆さん、クラウドファンディングの支援者のみなさん、いつも応援ありがとうございます。本当に皆さん一人一人のおかげで僕は貴重な経験をたくさんすることができているので皆さんには感謝しかありません。つい昨日クラウドファンディングのリターンである「オンライン報告会」も大成功でした。イギリス・韓国に続いて全日本の結果報告を皆さんの前でしっかりと報告することができました。APPワールドツアーもこの冬に後半の3連戦がつづきます。その後半戦は僕が得意な水面が激しく揺れるコンディション、そしてダウンウインドレースが発表されています。ワールドシリーズチャンピオンにどれだけ近づけるか?最後まで諦めず、自分の底力を試したいと思います。引き続き最後まで応援よろしくお願いします!

 

keep paddling.®︎ 荒木珠里

 


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*限定100枚完売いたしました。ありがとうございました。

 

 

KEEP PADDLING PROJECT

第1章小学6年生で最初のステップ、マウイーモロカイ45kmレースに挑戦。


第2章競技から冒険へ。奄美大島〜沖縄本島240km冬の荒海を20日間かけてSUP/Foilで縦断。


第3章中学に入学した珠里が世界最高峰の海峡横断レースM2Oへ史上最年少13才で挑戦。