Keep paddling project第3章 M2O結果報告

史上最年少でM2O完漕。そして堂々の世界7位!!

 NHK『スポーツ×ヒューマン(45分)916日放送


長い間夢見てきた、親子で同じモロカイのスタートラインに無事立つことができました!!夜中にも関わらずライブ応援ありがとうございました。

珠里は目標だったTOP10入り、史上最年少13才での初挑戦で日本人トップとなる7位という素晴らしい成績でした。(top10に日本人は一人のみ)そうそうたる世界の大人のエリート選手に混ざり日頃の練習の成果を思う存分発揮してくれました!!レース中は緊張もせず、コンディションも良かったこともあり、終始鼻歌を歌いながら波に乗り続けたと言います。keep paddling projectを通して、また幼少の頃から積み重ねた海の経験が、世界中のアスリートが腰を引くモロカイ海峡でも全く緊張感に襲われることはなかったのでしょう。

一方、35回目のモロカイ海峡横断に挑戦した父・汰久治は、後半1/3地点でナビゲーションで伴走船長との意見がぶつかるというトラブルで終盤コースを外してしまいました。理由は簡単、船長Wayneは元々パドル競技者で幾度となくこの海を渡ってきましたが、Foilとカヌーでは特に終盤KoKoHeadへのアプローチの仕方が違うということを知らず、進みたいコースが違ったのです。(ハワイ合宿で本番を想定した終盤のアプローチ練習は、仕事休みの仲間の船をチャーターしていた為、Wayneとは事前練習をすることができませんでした。)ミスは悔やまれますが、次は何をすれば良いのか?わかっていますので来年に向けやる気満々です。父とWayneは20年の付き合い、外洋パドルスポーツの大先輩であり数少ない本当の海仲間。多少の意見が対立して当然です。大事なことは異なる意見を向き合わせて共に失敗を乗り越えること。レース後のミーティングでは技術、戦術的な発見が多く来期が楽しみです。

一方、父より50分以上先にゴールした珠里は終盤Koko headアプローチに成功、そしてラスト6kmのハワイカイ湾に差し掛かった時に最も難しいと言われるチャイナウォールの波を掴みました。そしてそのまま得意のパンピング(ボードの上で跳ねる動作)で、競っていた集団4人を一気に引き離したそうです。今年2連覇したKai Lennyも同じハワイカイでそれまで先頭だったJeff Spenserを抜いて引き離しましたが、レース中もレース後も、余りにも冷静沈着な息子の話を聞いて親の私たちが一番鳥肌が立ちました。


私たち一家の人生の師であるJakeさんはレース後にこう言ってくれました。

 

「漕力や波に乗る技術はもちろん大切。しかし、一番必要なのは”波を自分に引き寄せる力”。それが珠里と他の一番の違いだ。」と、

 


M2O 2019 4K movie

 

レースの順位や結果以上に私たちが大切にしてきたこと。それは皆さんもご存知の通り、家族一人一人の挑戦です。父と子が同じスタートラインで横に並んだとき、これまでの長い準備期間が走馬灯のように脳裏をよぎりました。海峡の真中で並走した序盤。その後互いが自分の道へ、見えない距離で離れていく中盤。ゴール地点ココヘッドで大きく失敗した父と、最後までミスをせずしっかりと結果を残した息子。伴走船から珠里を見守った母、スタート後に飛行機に乗ってゴール地点へ急いだ祖母と娘、そして仲間たち。全てが家族の大挑戦でした。そして皆見事に目標をクリアしました。

 

ゴールで最初に交わした言葉、

 

『珠里、ついにやったな!!最高だな!!!』

 

『お父さんが言っていたとおりだったね。結果は努力の後から自然と付いてくるんだね、』

 

まだまだやることだらけですが、今回珠里はとても大切なことを感じてくれたようです。親と子がお互いライバルであり、最強の仲間であることが僕たち一家の誇りです。 

翌朝6時半、僕らは毎年恒例Lanai Lookoutへ朝日を見に行きました。私たちにとってモロカイチャレンジは大晦日。これまで20年間続けている初詣でです。

 

今回、珠里は人生初M2O挑戦で長年の夢だった完走メダルを手にしたこと。そしていつもYoutubeで見ているオーストラリアのアイアンマンシリーズの大ファン、Matt Bevilacqua(今回プローン5連覇)へ父の通訳に頼らずに自己紹介ができたと嬉しがっていました。彼の走りが、彼らの背中を追う他の選手と何が違うのか?
人工物が一切無い、そして隣に陸が無いこの大海原で、自分の信じた道を進むということがどういうことなのか?海を一人で渡るという意味を今の珠里に敢えて説明する必要はありませんでした。水平線に浮かぶMolokai島を見つめる視線に、ようやく始まったRoad to Molokaiへ、固い意志を感じました。

 

父は35回目のモロカイ海峡挑戦で、ついに息子に抜かされました。トレーニング中も勝ったり負けたりだったのでいつか本番でも負ける時がくると思っていました。どうせ負けるならばこの海で負けたいと思っていました。小学低学年から一緒に外洋に出始め、楽しさも恐怖も数えきれない経験を共有してきたパートナーが、すくすくと成長していく姿を見ながら、年を重ねてもまだまだ工夫できることが多く、大怪我も乗り越えられた自信を胸に45才になった今年もまだまだ成長できました。ゴール地点で父は不思議と息子に負けたという悔しい気持ちは一切なく、ただただ、珠里の逞しさにとめどの無い感動の涙に溢れました。そして伴走船に乗った母や陸で待つ娘たちも含め家族そのものが最強の仲間=TeamKANAKAだということ。これが確信できたことが何よりの収穫です。

母は伴走船から初挑戦の息子を見守りました、
母は伴走船から初挑戦の息子を見守りました、

9ヶ月前に初めて手にしたFoil、技術も道具の説明も、周りに誰にもアドバイスをくれる人はおらず全て手探りでここまでできました。この世では参考書を見てネット検索すれば直ぐ答えにたどり着けるでしょうが、テストが終わればほとんど忘れてしまいます。

父・汰久治は誰よりも海に出て失敗を繰り返ししながら色んなクラフトで少しづつ道具や練習方法を見つけ出してきました。自分達にしか分からない単語で毎日欠かさずに記した息子の練習帳の情報量を見れば、今回大人に混ざり日本人トップの7位でフィニッシュできた理由が分かります。13才の少年では無く、一人の立派な海人として堂々たる姿で。

 

秋のNHKドキュメント、放送をお楽しみに!
秋のNHKドキュメント、放送をお楽しみに!

 いつも答えを誰かに聞く癖が付かないように。自分で悩む力をこれからも鍛えます。


この先、一流のウォーターマンの世界で戦うためには、軸をブラさないパドル動作に磨きをかけることも勿論ですが、幼少の頃から日々の暮らしの中で培ってきた野生の力を更に磨いて行くことが何よりも大事だと感じています。

”波に乗る力ではなく、波を引き寄せる力。”

 

野生で暮らし、野生に生きる。そして常に野生へ戻れる環境整備にこれからも努めます。

 


ようやく始まった僕ら一家の挑戦、Keep paddlingプロジェクト。応援本当にありがとうございました。

 

Keep paddling.


荒木珠里、荒木汰久治(父)、荒木園子(母) 


13才、史上最年少で世界最高峰M2Oへ挑戦

KEEP PADDLING PROJECT -第3章-

2019荒木珠里・アスリート支援のお願い

Profile

荒木珠里・あらきしゅり 2006年5月7日沖縄生 13歳、緑風学園中学1年

 

幼少の頃から沖縄の大自然に囲まれて育つ。漁師の祖父の影響で物心がつく前から海に飛び込みアスリートの父の影響でSUPを始めた時期は記憶に無い。

 

”海”は彼にとって何よりも大事な遊びと生活の場所。

 

将来はモロカイ世界チャンピオン、オリンピックで金メダルという夢を描きながら父の背中を追いかける。趣味は読書、小学6年間読書数は学校で一番。 

SUP the MAG 表紙

Pacific Paddle Games / Oct. 2016


世界最高峰、本物のパドルレース

Molokai Challenge

Molokai-Oahu(約60km)/  Maui-Molokai(約45km)
Molokai-Oahu(約60km)/ Maui-Molokai(約45km)

こんにちは。この度は『keep paddling project第3章』のお知らせをさせていただきます。昨年プロジェクト第1章としてアスリート支援のお願いをさせていただき、多くの支援者のみなさまのお陰で珠里は最初のステップ、マウイーモロカイ45km海況横断レースに成功しました。その後プロジェクト第2章は競技から冒険へ、挑戦の場を国内に移し奄美大島ー沖縄240km、冬の荒海を親子で無事に人力縦断し沖縄本島の自宅前の浜まで帰還できました。第1、2章を経て今に至ります。


今年度は珠里がジュニアとして最後の年を締めくくる一年になり、誠に恐縮ながら引き続き遠征費支援のお願いをさせていただけたら幸いです。

 

2024年パリ・オリンピックでは正式種目化されると言われるSUP競技ですが、現在世界で1000を越すSUPイベントが開催されています。その中でも最も過酷、かつ困難。世界中のパドラーが「人生で一度は世界最高峰に挑戦してみたい。」と憧れる夢のレースが存在します。それが父・汰久治がこれまで20年のアスリート人生を捧げ、息子珠里が幼少の頃から憧れてきたMOLOKAI 2 OAHU PADDLEBOARD WORLD CHAMPIONSHIPS(通称”M2O”)です。 

M2Oはハワイ・モロカイ島からオアフ島までの大海原を人力=パドルで横断するという他に類のない壮大なレースです。直線で32マイル(51.49km)のスピードと順位を競いますが、風波で南北に蛇行するので60km近い距離を渡らなければいけないと言われています。強風や大波のスケールは他のSUPレースとは比較にならず、選手一人一人に伴走船が義務付けられ、また選ばれた者しか出場を認められません。これが名実ともに世界最高峰のレースと呼ばれる所以です。

外洋には派手な演出も、回航ブイもありません。風と潮流に逆らうことなく大荒れの海を越え水平線に見え隠れするオアフ島へ安全に全力でたどり着くという、とてもシンプルなレースです。この海に想いを馳せる選手、伴走船長、運営ボランティア、そして全関係者の気持ちを理解し毎年イベントを実現させる主宰者。全ての人がこのM2Oの主役。スポンサーの有無で開催が危ぶまれる興行ではなく、純粋に地球と人間が真正面から対峙する、魂をかけたアイデンティティーのレース。それがMolokai Challengeです。


最大のライバル、そして最強の仲間へ。

『海に通用する本物の海人になる。そしてモロカイを制す。』

漁業を家業とする海人の孫として生まれた珠里は、父の影響で5才から姉妹たちとほぼ毎日海に飛び込み、泳ぎ・潜りやサーフィンなど海遊びを通して感性を磨いてきました。小学3年生の頃には国内外のレースに出場し成績を収めてきましたが、父はその頃からパドルの持ち方一つ何も珠里には教えていませんでした。「全てが楽しくて仕方がなかった。」と語る珠里はスポンジのように見るもの触るもの全てをあっという間に吸収していきました。 

 まるで野生動物が親から技を盗むように。自然体で身に付けた柔らかい漕ぎ(私たちはそれを”Less&Less”と呼んでいます)は、そんなのびのびと育った幼少時代に培われたものです。 私たち親の教育方針は、体力・技術的な事より日々の心構えを重んじています。祖先を崇拝し家族に感謝の気持ちを持つことや、海や身の回りを整理整頓する姿勢と礼儀を重んじています。漕ぐことが速いだけの競技者ではなく、潮や風、波を感じ、海遊びの楽しさと怖さ、素晴らしさを伝えられる海人へ。そして社会を生き抜く強い心を育んで欲しいです。

9才のとき、初めて出場した日本SUP選手権小学生部門で優勝。その後11、12才と2年連続で世界ジュニアタイトルを獲得することができました。そしてこれまで4年間モロカイチャレンジする父の伴走船に乗り一部始終を見てきました。

 

『コースレースで世界一になったから、次はモロカイにチャレンジしたい!!』

 

と、昨年は次の目標をこのM2Oに掲げました。しかしM2Oは出場年齢制限が13才という規則があるため、代わりにマウイ島モロカイ島約45kmの海峡横断レース(通称"M2M")へ照準を合わました。本サイトでもkeep paddling project-第1章-を立ち上げ、大変ありがたいことにみなさまからの支援をいただき挑戦が実現しました。M2M(約45km)は大人でも相当過酷ですが、これまで常に言葉が通じない海外レースの舞台に挑戦してきた珠里は緊張することなく、出場した一般選手たちに混ざり4時間40分という好成績を出しました。

2018/8/12 沖縄テレビnews


珠里の活躍に刺激を受けた父は2週間後、20年間、計34回目のM2Oで10才以上若いライバルを相手に44才で表彰台へ上がりました。その直後珠里は"Columbia Gorge Paddle Challenge世界選手権"で更なる活躍。今まさに親と子が最高のライバル、最強の仲間です。

今年、珠里がM2Oの大変厳しい選手選考を通過し、念願の出場枠を獲得できた理由は、昨年M2Mと世界ジュニアタイトルの連勝だということは間違いないでしょうが、幼少期から多くの試練を乗り越え紆余屈折しながら地道に積み重ねてきた練習の日々や、スポーツという分野を超え離れた距離で刺激し合う同世代の仲間たち。そしてどんな時も支えてくれる家族の存在がなければ、成し遂げられなかったことばかり、まさに家族の絆と世界中の仲間との縁が鍛錬の賜物です。


世界ランクのパドラーさえ腰を引く広大なモロカイ海峡を一人の日本人の子供が渡るという計り知れない挑戦が始まります。長年夢見た親子で同じスタートラインに立つという、新しい次代の幕開けです。 

 


遠征資金、協力へのお願い

keep paddling project 限定販売

私たち一家は崎山酒造廠の天然もろみ酢を毎年M2Oの過酷なレースで愛用させていただいていますが、この度 ”荒木珠里 史上最年少モロカイチャレンジ記念『松藤』KANAKA沖縄 keeppaddlingラベル” 崎山酒造廠さまから販売していただける運びとなりました。本プロジェクトの趣旨に賛同いただる方、私たち一家と共に世界チャンピオンへの夢を追いかけていだける方々からの支援をここに募らせていただきます。

未成年の日本人がモロカイ海峡を横断するということで親族が伴走船に乗船する必要があり、今回は母園子が伴走サポート。日々の栄養管理も含め万全の体制で1ヶ月間の合宿生活に望みます。ホーム沖縄での外洋練習、ハワイ遠征含め家族一丸となってM2Oへ向かう日々の様子をSNS配信し支援者のみなさんへニュースをお伝えできればと思っております。

10年古酒が入ったスキットルは使用後も付属のジョウゴで継ぎ足すことができ、アウトドアに持ち出すにはとても便利な一品です。パドルを持つ琉球の妖精”キジムナー”が荒波から飛び出すこの素敵なKANAKAデザインは、平素よりお世話になっている琉球イラストレーターの与儀勝之さんの協力です。

荒木珠里 史上最年少M2Oチャレンジ記念「松藤」keeppaddlingラベル ※100本限定

 

アウトドア、ポケットに入れて持ち運びが便利な特性スキットルに松藤10年古酒35度を瓶詰。専用グラス、ジョウゴ付き。

 

製造・販売/崎山酒造
デザイン/琉球イラストレーター 与儀勝之

 

・収益は全て荒木珠里の遠征費として活用させていただきます。

・受注期間は2019年4〜5月、100本限定で売り切れ次第締切らせていただきます。

・商品は6月下旬〜7月中旬(M2O本番前)にお客様へ届きます。

・酒造販売は崎山酒造廠が一括して行います

送料込

 

:お知らせ:アスリート支援、目標の100本を達成しました!!:

 

お陰様で「荒木珠里史上最年少モロカイチャレンジ記念"松藤"keeppaddlingラベル」を完売することができました。多くのご支援・ご協力に心より感謝いたします。皆様からのエールを背に、親子揃って偉大な大海原へ精一杯羽ばたきます。

 

¥10,000

  • 在庫切れ


おわりに

KEEP PADDLING.

進むべき道を自分で決断し、継続できる人間力

地球と人間の知恵比べは長い経験に裏打ちされた頭脳明晰な判断力と、物事を直感的に感じる野生の勘。失敗や不安、恐怖といったネガティヴな心と向き合う相当な人間力が必要です。

我々家族一同は毎年沖縄で外洋ダウンウインドレースを主宰していますが、このM2Oもただ速く漕げばいいという訳ではありません。関係者全員が安全に海を渡ること、継続することが勝敗以上に優先、評価される特別な世界です。父・汰久治はこれまで20年でサーフスキー(8回)、アウトリガーカヌー(17回)、パドルボード(4回)そしてSUP(5回)と計34回このレースに挑んできました。そして現在もFoilという新しい扉を開け挑戦を続けています。

 

通常のSUPレースは”コースレース”と呼ばれブイを回航しながらゴールを目指します。途中で大型の回遊魚が出てきたり、道を失い迷うことはありません。その点いつ、何が起きるのかわからない外洋レースは主催者も参加者も皆それぞれが大きなリスクを背負っています。そして最大の挑戦が”ナビゲーション”です。レースの途中、度々伴走船から進路アドバイスを受けることはあっても、あまりに頼りすぎるのは禁物です。有名な選手の後を付いていくという戦略もありますが、先頭集団が思わぬ潮流に流され大きく順位を落とすケースもあります。ですから目標のオアフ島まで6~7時間という長時間を潮流や風の変化を感じながら自力で進む能力が必要とされます。ナビゲーションとは気力・体力・技術力・精神力全て含む=人間力です。

「自分は一体どこまで進んだのか?そしてどこに向かっているのか?島までこの先後何キロあるのか?」

 

「もしかしたら自分の体力はもたないのではないだろうか?」

 

激しいエネルギー消耗で意識が薄くなっていくレース後半、ナビゲーションの壁にぶつかりマイナス思考になり途中棄権する世界トップのプロフェッショナルパドラーも毎年少なくありません。結果や成績を求め過ぎた者はそれが達成できないことが分かった時点で”諦める道を選択してしまいます。それと対照的にこの海に人生を賭けて挑むウォーターマンと呼ばれる人たちも多くいます。中にはガンを克服し、身体障害を乗り越え、敢えて過酷な外洋の試練へと立ち向かおうとする者。ゴール地点のオアフ島ハワイカイに満身創痍でゴールする彼らの表情には全てを超越した笑顔が溢れます。彼らをみているとモロカイチャレンジは終わり無き挑戦だということがよく分かります。

 

もし洋上でエンジンが止まったら、道具が壊れてしまったら、もしサメが襲ってきたら。。私たちは常に最悪の事態を想定しながら深い海に漕ぎ出します。途中で諦めることは死を意味します。それは日々の練習もM2O本番も変わりません。言葉を変えるとどんな事態が起きてもそれを受け入れる心の準備、覚悟を常に持っているということ。

 

何が起こるかわからない大海原で、どんな事態でも最後まで諦めない心。途中で投げ出さず一瞬一瞬に100%を尽くせば、結果(順位・タイム)は後から付いてくる、私たちはそう信じています。

 

父・汰久治は過去にハワイ伝統航海カヌー”Hokule'a(ホクレア)号”のスターナビゲーション航海(近代機器を使わず星や太陽、月といった自然界の要素のみを頼りに広大な海を渡るプロジェクト)にハワイで9年間トレーニングに費やし、10年目にハワイから日本まで約6ヶ月の大航海に正式なクルーとして参加しました。また沖縄の伝統帆掛け舟"サバニ"を二隻繋げた海人丸(ウミンチュマル)で沖縄から愛知万博まで2ヶ月の人力航海を成功しました。これらの経験談をようやく珠里が心で理解できる年齢になりました。

 

広大な海への挑戦は私たちに夢と勇気、生きるエネルギーを与えてくれます。この海を綺麗なままに後世に残していきたい、いつもそう願っています。このkeep paddling projectを支援していただけるサポーターの皆さんにとっても、それぞれがそれぞれの道で、困難に挑戦する意欲に少しでも繋がってもらえたら嬉しく思います。

長文お付き合いありがとうございました。

 

 

荒木汰久治・園子 

  

一年間のおもいで


 

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