:お知らせ:アスリート支援、目標の100本を達成しました!!

お陰様で「荒木珠里史上最年少モロカイチャレンジ記念"松藤"keeppaddlingラベル」を完売することができました。多くのご支援・ご協力に心より感謝いたします。皆様からのエールを背に、親子揃って偉大な大海原へ精一杯羽ばたきます。今後の近況報告はSNSにて随時配信させていただきますので、どうぞよろしくお願いします。

荒木珠里(父・汰久治、母・園子)


13才、史上最年少で世界最高峰M2Oへ挑戦

KEEP PADDLING PROJECT -第3章-

荒木珠里・アスリート支援のお願い

Profile

荒木珠里(あらきしゅり)2006年5月7日沖縄生まれ、13歳。緑風学園中学部1年

 

幼少の頃から沖縄の大自然に囲まれて育つ。漁師の祖父の影響で物心がつく前から海に飛び込みアスリートの父の影響でSUPを始めた時期は記憶に無い。”海”は彼にとって何よりも大事な遊びと生活の場所。
将来はモロカイ世界チャンピオン、オリンピックで金メダルという夢を描きながら父の背中を追いかける。趣味は読書、小学6年間読書数は学校で一番。 

Result

【国内】

2015年

3月 石垣島グランプリ(沖縄)小学生部門優勝

4月 立漕人カップ(沖縄)小学生部門優勝
6月 カービーカップ(沖縄)小学生部門優勝

9月 漕ぎましょう琵琶湖カップ(滋賀)小学生部門優勝

11月 全日本SUP選手権大会(愛知)小学生部門優勝 ※小3は最年少記録

【海外】

2015年

10月(9才)PacificPaddleGames世界選手権(USA)9-10グローム部門 総合4位

2016年

10月(10才)Pacific Paddle Games世界選手権11-12ユース部門 総合5位

※年齢部門を一つ上げて挑戦

2017年

10月(11才)Pacific Paddle Games世界選手権9-11ユース部門 総合優勝

※テクニカル/ディスタンス両部門にて日本人初の完全優勝

2018年

2月(11才)沖縄県から児童生徒表彰を受ける。

7月(12才)Maui to Molokai世界選手権、45kmを出場選手中最年少4:40:52で完漕

8月(12才)Columbia Gorge Paddle Challenge世界選手権(USA)12-14才Jr.部門 優勝

※2年連続で世界選手権Jr.タイトル獲得

12月(12才)奄美大島〜沖縄本島240kmをFoil/SUPで海峡縦断に成功
2019年

7月(13才)Molokai to Oahu世界選手権、史上最年少で挑戦。

SUP the MAG 表紙

Pacific Paddle Games / Oct. 2017



Molokai Challenge

Molokai-Oahu(約60km)/  Maui-Molokai(約45km)
Molokai-Oahu(約60km)/ Maui-Molokai(約45km)

世界最高峰、本物のパドルレース

こんにちは。この度は『keep paddling project第3章』のお知らせをさせていただきます。昨年プロジェクト第1章としてアスリート支援のお願いをさせていただき、多くの支援者のみなさまのお陰で珠里は最初のステップ、マウイーモロカイ45km海況横断レースに成功しました。その後プロジェクト第2章は競技から冒険へ、挑戦の場を国内に移し奄美大島ー沖縄240km、冬の荒海を親子で無事に人力縦断し沖縄本島の自宅前の浜まで帰還できました。第1、2章を経て今に至ります。


今年度は珠里がジュニアとして最後の年を締めくくる一年になり、誠に恐縮ながら引き続き遠征費支援のお願いをさせていただけたら幸いです。

 

2024年パリ・オリンピックでは正式種目化されると言われるSUP競技ですが、現在世界で1000を越すSUPイベントが開催されています。その中でも最も過酷、かつ困難。世界中のパドラーが「人生で一度は世界最高峰に挑戦してみたい。」と憧れる夢のレースが存在します。それが父・汰久治がこれまで20年のアスリート人生を捧げ、息子珠里が幼少の頃から憧れてきたMOLOKAI 2 OAHU PADDLEBOARD WORLD CHAMPIONSHIPS(通称”M2O”)です。 

M2Oはハワイ・モロカイ島からオアフ島までの大海原を人力=パドルで横断するという他に類のない壮大なレースです。直線で32マイル(51.49km)のスピードと順位を競いますが、風波で南北に蛇行するので60km近い距離を渡らなければいけないと言われています。強風や大波のスケールは他のSUPレースとは比較にならず、選手一人一人に伴走船が義務付けられ、また選ばれた者しか出場を認められません。これが名実ともに世界最高峰のレースと呼ばれる所以です。

外洋には派手な演出も、回航ブイもありません。風と潮流に逆らうことなく大荒れの海を越え水平線に見え隠れするオアフ島へ安全に全力でたどり着くという、とてもシンプルなレースです。この海に想いを馳せる選手、伴走船長、運営ボランティア、そして全関係者の気持ちを理解し毎年イベントを実現させる主宰者。全ての人がこのM2Oの主役。スポンサーの有無で開催が危ぶまれる興行ではなく、純粋に地球と人間が真正面から対峙する、魂をかけたアイデンティティーのレース。それがM2O=Molokai Challengeです。

KEEP PADDLING.

進むべき道を自分で決断し、継続できる人間力

※KEEPPADDLING®はKANAKA沖縄の登録商標です。

 


地球と人間の知恵比べは長い経験に裏打ちされた頭脳明晰な判断力と、物事を直感的に感じる野生の勘。失敗や不安、恐怖といったネガティヴな心と向き合う相当な人間力が必要です。

我々家族一同は毎年沖縄で外洋ダウンウインドレースを主宰していますが、このM2Oもただ速く漕げばいいという訳ではありません。関係者全員が安全に海を渡ること、継続することが勝敗以上に優先、評価される特別な世界です。父・汰久治はこれまで20年でサーフスキー(8回)、アウトリガーカヌー(17回)、パドルボード(4回)そしてSUP(5回)と計34回このレースに挑んできました。そして現在もFoilという新しい扉を開け挑戦を続けています。

 

通常のSUPレースは”コースレース”と呼ばれブイを回航しながらゴールを目指します。途中で大型の回遊魚が出てきたり、道を失い迷うことはありません。その点いつ、何が起きるのかわからない外洋レースは主催者も参加者も皆それぞれが大きなリスクを背負っています。そして最大の挑戦が”ナビゲーション”です。レースの途中、度々伴走船から進路アドバイスを受けることはあっても、あまりに頼りすぎるのは禁物です。有名な選手の後を付いていくという戦略もありますが、先頭集団が思わぬ潮流に流され大きく順位を落とすケースもあります。ですから目標のオアフ島まで6~7時間という長時間を潮流や風の変化を感じながら自力で進む能力が必要とされます。ナビゲーションとは気力・体力・技術力・精神力全て含む=人間力です。

 


 

「自分は一体どこまで進んだのか?そしてどこに向かっているのか?島までこの先後何キロあるのか?」

 

「もしかしたら自分の体力はもたないのではないだろうか?」

 

激しいエネルギー消耗で意識が薄くなっていくレース後半、ナビゲーションの壁にぶつかりマイナス思考になり途中棄権する世界トップのプロフェッショナルパドラーも毎年少なくありません。結果や成績を求め過ぎた者はそれが達成できないことが分かった時点で”諦める道を選択してしまいます。それと対照的にこの海に人生を賭けて挑むウォーターマンと呼ばれる人たちも多くいます。中にはガンを克服し、身体障害を乗り越え、敢えて過酷な外洋の試練へと立ち向かおうとする者。ゴール地点のオアフ島ハワイカイに満身創痍でゴールする彼らの表情には全てを超越した笑顔が溢れます。彼らをみているとモロカイチャレンジは終わり無き挑戦だということがよく分かります。

 

もし洋上でエンジンが止まったら、道具が壊れてしまったら、もしサメが襲ってきたら。。私たちは常に最悪の事態を想定しながら深い海に漕ぎ出します。途中で諦めることは死を意味します。それは日々の練習もM2O本番も変わりません。言葉を変えるとどんな事態が起きてもそれを受け入れる心の準備、覚悟を常に持っているということ。当然レースには結果が大事です。私たちは世界一を目指しています。しかし結果は”成功・失敗”とは直結しません。本当の挑戦とは他人の評価を期待してやることではありません。自分自身で満足できればそれが本当の成功だと思います。

 

何が起こるかわからない大海原で、どんな事態でも最後まで諦めない心。途中で投げ出さず一瞬一瞬に100%を尽くす姿勢。「継続は力なり。」とはそういう生き方のことだと思います。人生を切り開き、過酷な状況の中で生きていく術を見つけ出すナビゲーションの力。諦めずに受け入れる覚悟と絶え間ない努力。結果(順位・タイム)は後から付いてくる、私たちはそう固く信じています。

 

 

最大のライバル、そして最強の仲間へ。

『海に通用する本物の海人になる。そしていつかモロカイを制する。』

漁業を家業とする海人の孫として生まれた珠里は、父の影響で5才から姉妹たちとほぼ毎日海に飛び込み、泳ぎ・潜りやサーフィンなど海遊びを通して感性を磨いてきました。小学3年生の頃には国内外のレースに出場し成績を収めてきましたが、父はその頃からパドルの持ち方一つ何も珠里には教えていませんでした。「全てが楽しくて仕方がなかった。」と語る珠里はスポンジのように見るもの触るもの全てをあっという間に吸収していきました。 

 まるで野生動物が親から技を盗むように。自然体で身に付けた柔らかい漕ぎ(私たちはそれを”Less&Less”と呼んでいます)は、そんなのびのびと育った幼少時代に培われたものです。 


私たち親の教育方針は、体力・技術的な事より日々の心構えを重んじています。祖先を崇拝し家族に感謝の気持ちを持つことや、海や身の回りを整理整頓する姿勢と礼儀を重んじています。漕ぐことが速いだけの競技者ではなく、潮や風、波を感じ、海遊びの楽しさと怖さ、素晴らしさを伝えられる海人へ。そして社会を生き抜く強い心を育んで欲しいです。

9才のとき、初めて出場した日本SUP選手権小学生部門で優勝。その後11、12才と2年連続で世界ジュニアタイトルを獲得することができました。そしてこれまで4年間モロカイチャレンジする父の伴走船に乗り一部始終を見てきました。

 

『コースレースで世界一になったから、次はモロカイにチャレンジしたい!!』

 

と、昨年は次の目標をこのM2Oに掲げました。しかしM2Oは出場年齢制限が13才という規則があるため、代わりにマウイ島モロカイ島約45kmの海峡横断レース(通称"M2M")へ照準を合わました。本サイトでもkeep paddling project-第1章-を立ち上げ、大変ありがたいことにみなさまからの支援をいただき挑戦が実現しました。M2M(約45km)は大人でも相当過酷ですが、これまで常に言葉が通じない海外レースの舞台に挑戦してきた珠里は緊張することなく、出場した一般選手たちに混ざり4時間40分という好成績を出しました。

 

珠里の活躍に刺激を受けた父は2週間後、20年間、計34回目のM2Oで10才以上若いライバルを相手に44才で表彰台へ上がりました。その直後珠里は"Columbia Gorge Paddle Challenge世界選手権"で更なる活躍。今まさに親と子が最高のライバル、最強の仲間です。

2018/8/12 沖縄テレビnews

M2O 第3位は日本人初ではなく日本歴代最高の間違いです)


今年、珠里がM2Oの大変厳しい選手選考を通過し、念願の出場枠を獲得できた理由は、昨年M2Mと世界ジュニアタイトルの連勝だということは間違いないでしょうが、幼少期から多くの試練を乗り越え紆余屈折しながら地道に積み重ねてきた練習の日々や、スポーツという分野を超え離れた距離で刺激し合う同世代の仲間たち。そしてどんな時も支えてくれる家族の存在がなければ、成し遂げられなかったことばかり、まさに家族の絆と世界中の仲間との縁が鍛錬の賜物です。


世界ランクのパドラーさえ腰を引く広大なモロカイ海峡を一人の日本人の子供が渡るという計り知れない挑戦が始まります。長年夢見た親子で同じスタートラインに立つという、新しい次代の幕開けです。

 

 

KEEP PADDLING PROJECT 第2章を振り返って

父から子へ、南西諸島240km、20日間に渡るEXPEDITION

夏にM2Mを完漕、そして秋に世界ジュニアタイトルを連勝した後、僕らは競技から少し離れ冒険に出ました。それがkeep paddling project-第2章-です。


1才半の娘も含む家族5人で加計呂麻島の家族仲間、谷さんの伴走協力のもと奄美から約240kmの海を渡り沖縄の自宅まで戻るアイランドクロッシングに成功、自然の脅威と恐怖に向き合った20日間でした。強い季節風は予想していましたが、南西諸島を周り込むような波高は想像を遥かに越え、至る所で翻弄されました。集中力を切らすことなく落ち着いて一つ一つ波に合わせるよう努力をしました。海は荒れ狂いましたが、辿り着いた島々では心あたたまる再会と出会いとともに心と体を十分に休め鋭気を養いました。


冬のアイランドクロッシングは勝敗を争う競技の世界とは全く別次元の緊張感です。どのタイミングで、どんな手法で渡るのか?真剣に悩み決断の連続でした。大荒れの海に飛び込む僕らを伴走船に乗った5才の娘が大声で応援する光景もありました。安全なフィールドから隔離された私たちは家族が一緒に海を渡る楽しさ、そして家族がいることの素晴らしさを改めて感じました。

遠征資金、協力へのお願い

Kanaka沖縄keep paddlingグッズ限定販売

私たち一家、そして珠里の挑戦を応援していただけませんでしょうか?

本プロジェクトの趣旨に賛同いただける方、私たちと共に世界チャンピオンへの夢を追いかけていだける方々からの支援をここに募らせていただきます。

 
史上最年少で日本人がモロカイ海峡を横断するということで親族が伴走船に乗船する必要があり、今回は母園子が伴走サポート。日々の栄養管理も含め万全の体制で1ヶ月間の合宿生活に望みます。ホーム沖縄での外洋練習、ハワイ遠征含め家族一丸となってM2Oへ向かう日々の様子をSNS配信し支援者のみなさんへニュースをお伝えできればと思っております。

  

私たち一家は崎山酒造廠の天然もろみ酢を毎年M2Oの過酷なレースで愛用させていただいていますが、この度 ”荒木珠里 史上最年少モロカイチャレンジ記念『松藤』KANAKA沖縄 keeppaddlingラベル” 崎山酒造廠さまから販売していただける運びとなりました。収益金は全て珠里の海外遠征費に使われます。

荒木珠里 史上最年少モロカイチャレンジ記念『松藤』

KANAKA沖縄 keeppaddlingラベル


10年古酒が入ったスキットルは使用後も付属のジョウゴで継ぎ足すことができ、アウトドアに持ち出すにはとても便利な一品です。パドルを持つ琉球の妖精”キジムナー”が荒波から飛び出すこの素敵なKANAKAデザインは、平素よりお世話になっている琉球イラストレーターの与儀勝之さんの協力です。私たち親子の挑戦を応援していただける方がいらっしゃれば、ご購入いただけましたら大変光栄です。

 

2019年 モロカイチャレンジ 必要経費 

航空運賃     300,000円 ※伴走船サポートする母・園子の経費を含みます

伴走船チャーター 100,000円

海外合宿代    500,000円

大会諸経費     50,000円   合計 950,000円(概算)



おわりに

BLADE(枻出版)'18/10/12

おわりに

父・汰久治は過去にハワイ伝統航海カヌー”Hokule'a(ホクレア)号”のスターナビゲーション航海(近代機器を使わず星や太陽、月といった自然界の要素のみを頼りに広大な海を渡るプロジェクト)にハワイで9年間トレーニングに費やし、10年目にハワイから日本まで約6ヶ月の大航海に正式なクルーとして参加しました。また沖縄の伝統帆掛け舟"サバニ"を二隻繋げた海人丸(ウミンチュマル)で沖縄から愛知万博まで2ヶ月の人力航海を成功しました。これらの経験談をようやく珠里が心で理解できる年齢になりました。

 

5歳の妹・夏南風はプロジェクト第2章の後、足が立たない海に飛び込めるようになり、パドルやサーフィンへより積極的になりました。これまで怖くてとてもできなかったことへ一歩が踏み出せるようになったのです。日々逞しく育っていく子供達を見ていて親の僕らも「まだまだ負けられない。」と大きなエネルギーをもらっています。親の背中を追う子、そして子の背中から学ぶ親。互いに持ちつ持たれつです。


広大な海への挑戦は私たちに夢と勇気、生きるエネルギーを与えてくれます。僕ら一家を純心にしてくれるこの海を綺麗なままに後世に残していきたい、いつもそう願っています。このkeep paddling projectを支援していただけるサポーターの皆さんにとっても、それぞれがそれぞれの道で、困難に挑戦する意欲に少しでも繋がってもらえたら嬉しく思います。

長文お付き合いありがとうございました。

 

荒木汰久治・園子 

 

一年間のおもいで